地震災害シナリオの検討-その2

地震災害時 火災延焼シミュレーション①

高石町会では、川崎市直下で大規模地震が起こった時の災害を、川崎市まちづくり局防災まちづくり推進課の協力を得て、シミュレーションしました。
今回は、地震災害発生直後に火災が発生した場合、どのように延焼して行くのかをシミュレーションしています。
大地震直後は、倒壊家屋も存在し大変燃えやすくなっています。
特に、阪神淡路大震災の様に空気が乾燥した冬の環境下では、火災が発生した場合、どの様に延焼するのかを動画で見ることができます。

当シミュレーション結果の該当範囲(高石2丁目)

当シミュレーションの条件

  • 真冬の午後6時、最大震度7の直下方地震が発生
  • 北の風8メートル/秒
  • 地震発生直後、細山2丁目付近で火災発生
  • 火災発生後12時間後まで、30分毎の延焼状況

火災延焼シミュレーション①

想定される被害状況

今回のシミュレーションでは、細山4丁目で発生した火災は、高石2丁目方面に延焼し12時間後に鎮火した場合、100〜150戸の家屋が焼失する可能性がある事を示しています。
なお、当シミュレーションの対象地区は、火災が発生した場合に、延焼しやすい地域となる「建物クラスター」の指定(ガイドマップ川崎による)はありませんが、倒壊した家屋や強風などの環境により、大規模な火災になる可能性があります。

次回のシミュレーション

次回は高石4丁目付近の火災延焼シミュレーションを掲載いたします。
当地域は、建物クラスターに指定されている地区での火災延焼シミュレーションとなります。